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Teriha Child Clinic

どんぐり診察室より みきちゃん先生のつぶやき


2020.2.10   No.3


生後3か月のBちゃんは、色白の女の子です。最近、お顔に

ぶつぶつが沢山出始めたとのことで、受診されました。

診察時にお母さんが「私がお鍋で野菜を沢山食べた時には、Bちゃんの肌の調子がよく、から揚げなど油っぽいものを食べた時には、ぶつぶつが沢山出来てる気がする・・・」とおっしゃいました。そうです!お母さんは、いいことに気が付きました!

「お母さんの食べたものが、血となり肉となり、母乳になるのです。油っぽいものや、スナック菓子、甘いお菓子ばかりを食べた母乳は油分が多く、甘みの少ない母乳になります。

和食中心で、ごはん、お味噌汁、焼き魚などを食べると、油分も少なく甘い母乳が出ますよ。」

と伝えると、「今度から、和食にします!」とおっしゃって帰られました。


育児中は本当に忙しく、トイレに行くのもままならない、ましてや自分のためだけに昼食を作るなんてありえない、昼は菓子パンになりがちですよね・・。

でも、ほんのちょっとの気づきで、改善できます。昔の人の知恵はかなり正しく、

「貝汁、具沢山のお味噌汁、青野菜のおひたし、」などとても良質な母乳になるようです。

あまり、頑張りすぎるとかえってストレスが溜まって逆効果なので、おやつにちょっとだけ

甘いものも食べつつ、食生活を今一度、見直してみましょう。



*赤ちゃんのお顔にぶつぶつがでる場合に、「乳児湿疹」

と呼ばれるものがあります。これは、赤ちゃんニキビともいわれ、

代謝が活発になり、分泌物が増え始める生後1か月過ぎから出現することが多いです。

かゆみを伴わず、スキンケアを上手に行えば、よくなります。

もう一つ、かゆみを伴い、なかなか良くならないときに、アトピー性皮膚炎ではないかと

心配されるケースがあります。

それ以外にも、様々な原因で肌にぶつぶつができることがあります。

悩まず、ご相談ください。



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